季節のフルーツで作るジャムはたまらなく美味しいですよね。
本日は、手作りジャムには欠かせない
ジャム瓶の煮沸方法&密閉方法を紹介していこうと思います♪
ジャム瓶を選ぼう
まずはジャム瓶選びから!
ジャム瓶は、必ず密閉できるタイプを選びましょう。
ジャム瓶・密閉可能と書かれたものならOK!
セリアさんのジャム瓶は、耐熱ガラス&完全密閉に対応しておりジャムの保存に使用することが出来ます。
サイズもデザインも沢山あるようなので、お好みの物を選んでみて下さい。
※完全密封でない商品も置いてあるので、必ず注意書きを確認してから購入してください。
煮沸消毒の方法
出来上がったジャムを密閉保存するには、瓶が熱いうち(50℃以上)にジャムを詰める必要があります。
瓶の煮沸と加熱を一度に行えるように、ジャムが出来上がる直前に煮沸作業を行いましょう。
瓶の煮沸消毒
① 瓶を中性洗剤で洗う。
② 大き目の鍋に瓶を入れ、水をいれて完全に瓶が浸かるようにする。(瓶を熱湯に入れると温度差で割れるので、必ず水の状態から始める。)
③ 強火にかけ、沸騰したのち、更に5分以上加熱する。
④ 菜箸やトングなどを使い、鍋から瓶を取り出す。乾いた布巾の上に置き自然乾燥させる。(熱湯が菜箸を伝うので、くれぐれも火傷に注意。)
⑤ 瓶の温度が50℃以下にならないうちにジャムを詰めてゆく。※詰めていく手順は下記にて。
☆point
・食器拭きなどで拭くと雑菌が付くので、必ず自然乾燥させること。
・菜箸での取り出しが難しい場合は、瓶用のトングがおススメ♪↓
パール金属 便利小物 ビン用煮沸消毒用トング 【日本製】 C-3840
蓋(キャップ)の煮沸消毒
① 鍋に80℃~90℃くらいのお湯を沸かす。
② 蓋を湯にくぐらせ、5秒したら取り出す。
③ 乾いた布巾の上に置き、自然乾燥させる。
☆point
・蓋は瓶と一緒に加熱しない。
蓋を長時間加熱すると錆やパッキンを傷める原因になるので、短時間の加熱でOK。
キャップの取り扱いの注意事項→【 キャップの取扱いについて】※瓶屋さんのHPに飛びます。
・パッキンが熱いうちに蓋をすると、密閉しやすくなる。
熱によりパッキンが柔らかくなり、瓶に喰い込みやすくなります。※詰めていく手順は下記にて。
密閉方法
☆下準備 ジャムが出来上がる直前に、瓶の煮沸作業をする。
① ジャムの温度が90℃以上・瓶の温度が50℃以上あるうちに、ジャムを瓶に詰める。ジャムの量は瓶の90%ほどに留める。(※瓶のくちスレスレまでジャムを入れると密閉できなくなるので注意。)
② ジャムを詰めたら蓋を閉め、1分待つ。(内圧が上昇)※カチカチに閉めずぎ・緩め過ぎに注意!
③ 一瞬だけ蓋を緩め『シュッ』と音がしたら、すぐに蓋を締め直す。(内圧を逃がす。)
④ 瓶が冷めるにつれて内圧が下がり、密閉は完了!
⑤ 更に煮沸消毒をする場合は、熱湯の中に④の瓶を入れ20分以上加熱する。(錆の原因になるので、湯に蓋がつからないようにする。)
⑥ 湯から取り出し、常温で冷ましたら完成♪
☆point
・作業中は軍手などをして、火傷に気を付けて下さい。
・工程①は、必ず熱いうちに作業すること。冷めると密閉できなくなります。
・『シュッ』と圧を逃がす時は、一気に蓋を開け過ぎないように注意。(冷たい空気が入ると失敗してしまいます。)
・長期保存する場合は、工程⑤の煮沸消毒を必ず行ってください。
保存期間の目安は
ジャムのお砂糖が50%以上のものだと、常温でも半年ほど保存可能です。
お砂糖が少なくなるほど保存期間も短くなるので、その時は冷蔵保存&早めに食べ切るように注意してください。
逆さにする密閉方法はデマだった…?
先日、瓶屋さんのホームページを見ていたところ。
『 ①瓶詰め → ②蓋を緩く閉め、熱湯に入れて加熱 → ③蓋を締める 』の密閉方法はリスクが大きいとの記述を見つけました。→【 ジャム瓶の脱気について 】
- 正しい見極めが難しい
- 瓶内にお湯が入るリスクがある
- 内圧を逃がしにくい(完全密閉しにくい)
この3つの要因で、失敗の可能性大だそうです(泣)
ちなみに。
『瓶を逆さまにして、脱気する(瓶の中の空気を逃がす)』という方法はデマだそうで。
※脱気をするには、内圧を逃がす作業が必要である。
(今回の工程で言うと、熱々のジャムを瓶に詰めて『シュッ』の部分。)
この部分を忘れずに作業してみて下さい♪
まとめ
以上、ジャム瓶の煮沸消毒&密閉の方法でした!
正しい密閉を行って、1日でも長く手作りジャムを楽しんで頂けたら嬉しいなと思います♪